パソコンの減価償却(耐用年数4年・値段ごとの経費の早見表)
仕事用のパソコン(サーバー用を除く)の耐用年数は4年、定額法の償却率は0.250です。10万円未満なら買った年に全額を経費にでき、青色申告の人は40万円未満(2026年4月1日以後に買った物)まで全額をその年の経費にできます(少額減価償却資産の特例)。値段ごとに、毎年いくら経費になるかを表にしました。
値段ごとの扱い(白色申告・青色申告)
| パソコンの値段 | 白色申告の人 | 青色申告の人 |
|---|---|---|
| 80,000円 | 全額をその年の経費 | 全額をその年の経費 |
| 150,000円 | 一括償却(3年で3分の1ずつ)か、4年で減価償却 | 全額をその年の経費(少額の特例)か、一括償却 |
| 250,000円 | 4年で減価償却 | 全額をその年の経費(少額の特例) |
| 350,000円 | 4年で減価償却 | 全額をその年の経費(少額の特例。2026年4月1日以後に買った物) |
| 500,000円 | 4年で減価償却 | 4年で減価償却 |
青色申告の特例は、その年に買った物の合計300万円までで、2029年3月31日までに買った物が対象です。2026年3月31日までに買った物は30万円未満でした。
4年で減価償却するときの、毎年の経費
1月から使い始めたときと、7月から使い始めたとき(1年目は6か月分)です。最後の年は帳簿に1円を残します。
| 値段 | 1月から使ったとき | 7月から使ったとき |
|---|---|---|
| 150,000円 | 2026年 37,500円 2027年 37,500円 2028年 37,500円 2029年 37,499円 | 2026年 18,750円 2027年 37,500円 2028年 37,500円 2029年 37,500円 2030年 18,749円 |
| 250,000円 | 2026年 62,500円 2027年 62,500円 2028年 62,500円 2029年 62,499円 | 2026年 31,250円 2027年 62,500円 2028年 62,500円 2029年 62,500円 2030年 31,249円 |
| 350,000円 | 2026年 87,500円 2027年 87,500円 2028年 87,500円 2029年 87,499円 | 2026年 43,750円 2027年 87,500円 2028年 87,500円 2029年 87,500円 2030年 43,749円 |
| 500,000円 | 2026年 125,000円 2027年 125,000円 2028年 125,000円 2029年 124,999円 | 2026年 62,500円 2027年 125,000円 2028年 125,000円 2029年 125,000円 2030年 62,499円 |
10万円以上20万円未満の物は、減価償却の代わりに一括償却資産として3年で3分の1ずつ(15万円なら毎年5万円。月割りはしません)経費にすることもできます。
気をつけること
- 家でも使うパソコンは、仕事に使う割合だけを経費にします(家事按分の計算)。
- 中古のパソコンは、残りの耐用年数を見積もる計算(簡便法)で、4年より短くなります(この表には入れていません)。
- 値段に消費税を含めるかは、帳簿のつけ方(税込経理か税抜経理か)で変わります。消費税の免税事業者は税込の値段で判定します。
- ソフトウェアは、パソコン本体と別に買ったものは別の資産として扱います(自社で使うソフトウェアの耐用年数は5年)。
車・カメラ・エアコンなどほかの物の耐用年数は減価償却の計算、経費にできるものの一覧は経費にできるものへ。
よくある質問
パソコンは何年で減価償却する?
サーバー用を除くパソコンは4年です。定額法の償却率は0.250で、25万円なら1年分は62,500円です。
15万円のパソコンはどうする?
10万円以上20万円未満なので、3年で5万円ずつの一括償却を選べます。青色申告の人は、少額減価償却資産の特例で全額をその年の経費にもできます。
30万円のパソコンを一度に経費にできる?
青色申告の人で、2026年4月1日以後に買ったものなら、40万円未満なので全額をその年の経費にできます(その年の合計300万円まで)。白色申告の人は4年で減価償却します。
出典: 国税庁「No.2100 減価償却のあらまし」「No.2106 定額法と定率法による減価償却」と「主な減価償却資産の耐用年数表」(2026年11月1日確認)。